二十四節気「小暑(しょうしょ)」の過ごし方

①【暮らしと備え】

夏本番へ向かう季節を、涼やかに整える

7月に入ると、梅雨明けの気配とともに、日差しがぐんと強くなってきます。

蝉の声が聞こえ始め、空の色が夏らしくなる。「いよいよ本格的な夏だな」——そんな感覚を覚える頃ではないでしょうか。

この日は、二十四節気の「小暑(しょうしょ)」。2026年の小暑は7月7日です。

小暑は、暑さがだんだん強くなり、夏本番へと向かっていく時期を意味します。梅雨の終わりと夏の始まりが重なるこの季節ならではの、体と暮らしの整え方をご紹介します。

小暑とはどんな節気?

小暑(しょうしょ)とは、「暑さが小さい」と書くように、暑さが徐々に強まり、夏本番へと向かっていく時期を意味します。この頃から気温が上がり、蝉が鳴き始め、夏らしい空気が広がっていきます。

2026年の小暑は7月7日から始まり、次の節気「大暑(たいしょ)」の7月23日頃まで続きます。小暑を過ぎると、いよいよ一年で最も暑い「大暑」がやってきます。つまり小暑は、夏の暑さの入り口にあたる節気なのです。

前回の夏至で「陽が極まり、陰に転じる折り返し点」をお伝えしましたが、暑さそのものは、これからが本番。夏至から少しずつ強まってきた暑さが、小暑を境にはっきりと体感されるようになります。

梅雨明けが近づくこの時期は、湿気と暑さが入れ替わっていく季節の変わり目でもあります。

七十二候——自然界が教えてくれる小暑のリズム

二十四節気をさらに細かく分けた「七十二候」では、小暑の期間に自然界で起きる3つの変化が記されています。

温風至(あつかぜいたる)|7月7日頃
温かい風が吹いてくる頃。梅雨明けの頃に吹く、夏の到来を告げる風のことです。じめじめとした梅雨の空気から、からりとした夏の風へと、季節が移り変わっていくのを感じられます。

蓮始開(はすはじめてひらく)|7月12日頃
蓮の花が開き始める頃。泥の中から茎を伸ばし、水面に清らかな花を咲かせる蓮は、夏の朝を代表する美しい風景です。早朝にひらき、昼には閉じるその姿は、夏の一日のはかなさと美しさを教えてくれます。

鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)|7月17日頃
鷹の若鳥が飛び方を覚える頃。春に生まれた雛が、飛ぶことや獲物の捕り方を学び、独り立ちの準備をします。小さな命が、少しずつ成長していく姿が重ねられた候です。

40代の体に「小暑」が教えてくれること

薬膳の考え方では、夏は引き続き「心(しん)」の季節とされています。心は、血液を巡らせる働きと精神の安定を司るとされ、暑さで特に負担がかかりやすい臓器です。

小暑の頃は、梅雨の「湿」がまだ残るなか、暑さが本格化していく時期。この「湿」と「熱」が重なる状態は、40代の体にとって特に負担が大きくなりやすいタイミングです。

  • 汗をたくさんかいて、疲れやすくなる
  • 暑さで食欲が落ちる、夏バテしやすい
  • 寝苦しくて、眠りが浅くなる
  • 冷たいものを摂りすぎて、胃腸が弱りやすい

暑さが強まるこの時期は、体力を消耗しやすくなります。無理に頑張るより、こまめに休み、体を涼やかに保つ工夫を取り入れることが、夏を元気に乗り切る鍵になります。40代の体は、暑さに対しても以前より敏感になっているもの。「まだ大丈夫」と無理をせず、早めに夏の暑さ対策を始めることが大切です。

小暑の旬の食べもの

うなぎ
夏バテ予防の代表格。小暑から大暑にかけての土用の丑の日には、うなぎを食べる風習があります。ビタミンが豊富で、暑さで消耗した体を元気づけてくれる、夏のごちそうです。

夏野菜(なす・きゅうり・トマト・ゴーヤ)
本格的な旬を迎える夏野菜は、体の余分な熱を冷ましてくれます。みずみずしく、水分やミネラルを補ってくれるので、暑い時期の体を内側から整えてくれます。

そうめん・冷たい麺
7月7日の七夕には、そうめんを食べる風習があります。暑くて食欲がないときも、つるりと食べられるそうめんは、夏の食卓の強い味方。薬味を添えれば、消化も助けてくれます。

桃・すいか
夏の果物が旬を迎えます。すいかは体の熱を冷まし、水分を補ってくれる夏の定番。桃は体を潤し、夏の乾燥した体にうれしい果物です。

小暑の行事と季節を表す言葉

七夕(たなばた)|7月7日
小暑と重なることの多い七夕。笹に願いごとを書いた短冊を飾る、日本の美しい夏の行事です。夜空を見上げて星に願いを込める——そんな時間が、忙しい日常にやさしい彩りを添えてくれます。

暑中見舞い
小暑から立秋までの間は、「暑中見舞い」を出す時期とされています。暑さのなか、大切な人の健康を気遣う一枚のはがき。デジタルの時代だからこそ、季節のあいさつを送る習慣に、あたたかさを感じます。

季節を表す言葉
「涼風(すずかぜ)」——暑さのなかにふと感じる、涼やかな風のこと。厳しい暑さのなかでも、朝夕にわずかに感じる涼しさに、心がほっとします。

「蝉時雨(せみしぐれ)」——たくさんの蝉が一斉に鳴く声を、時雨の音にたとえた美しい言葉。夏の盛りを告げる、季節の音です。

小暑に取り入れたい、暮らしの整え習慣

①こまめな水分補給を習慣にする

暑さが本格化する小暑は、汗をたくさんかく季節です。のどが渇く前に、こまめに水分を摂ることが、夏の体調管理の基本です。冷たいものを一気に飲むと胃腸に負担がかかるので、常温の水や麦茶を、少しずつ摂るのがおすすめです。

②冷たいものの摂りすぎに気をつける

暑いとつい、冷たい飲み物やアイスに手が伸びます。でも冷たいものの摂りすぎは、胃腸を冷やして夏バテの原因に。温かい味噌汁やスープも取り入れて、体の内側を冷やしすぎないバランスを心がけましょう。

③暑さで乱れやすい眠りを整える

寝苦しい夜が増える季節です。寝室の温度を心地よく保ち、通気性のよい寝具を選ぶことが、夏の眠りを守ってくれます。就寝前にぬるめのお風呂に入ると、体温がゆるやかに下がり、寝つきがよくなります。

④暑い季節こそ、涼やかで心地よい衣類を選ぶ

夏を快適に過ごすには、身につけるものも大切です。汗をかく季節は、通気性がよく、涼やかで、着ていて心地よいものを選びたいもの。

40代になると、体を締めつけるものより、楽に過ごせるものを選びたくなります。かといって、体のラインが気になる場面も多い——そんなときにうれしいのが、着心地が楽なのに、すっきりと見せてくれる着圧タイプのブラトップです。

私が気になっているのが、冷感タイプのある着圧ブラトップ「キュリエットブラトップ」です。着るだけで背筋が伸びたようなすっきりした印象になり、締めつけすぎない心地よさが魅力です。特に夏にうれしい冷感タイプは、暑い季節を涼やかに過ごしたい40代の毎日にぴったり。一枚で着ても、インナーとしても使える便利さもうれしいポイントです。

暑い季節を快適に過ごすために、涼やかで心地よい一枚を取り入れてみてください。

気になる方はこちらも参考にしてみてください。

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夏の入り口を、涼やかに歩む

小暑は、夏本番へと向かう入り口の季節です。

これから訪れる暑さを思うと、少し身構えてしまうかもしれません。でも、暑い季節には、暑い季節ならではの豊かさがあります。夜空に願いを込める七夕、みずみずしい夏野菜や果物、朝に清らかに咲く蓮の花、ふと頬をなでる涼風——。

厳しさのなかにある、小さな美しさや心地よさに目を向けること。それが、夏をやさしく乗り越える秘訣かもしれません。

こまめに体をいたわり、涼やかに整えながら、無理なく夏を歩んでいく。暑さと上手に付き合うことで、この季節もまた、豊かに過ごしていけます。

夏の入り口に立つこの季節、あなたの毎日が、涼やかで心地よいものに満たされていきますように。

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