40代からはじめるオーガニック食材入門⑥ オーガニックコスメと食のつながり——体の内と外を整える― 食だけでなく、肌に触れるものにもオーガニックを ―

③【食・オーガニック・健康食】

「食事にはオーガニックを意識しているけど、スキンケアまでは考えていなかった」

「肌に塗るものの成分を、あまり気にしたことがない」

「内側のケアと外側のケア、どうつなげればいいかわからない」

そんなふうに感じたことはありませんか。

このシリーズでは、オーガニック野菜・発酵食品など「食」を中心にお伝えしてきました。今回は少し視点を広げて、「肌に触れるもの」——オーガニックコスメと食のつながりについてお届けします。

私たちは、口から入れるものには気を配るのに、肌に塗るものには意外と無頓着になりがちです。でも、食と同じように、肌に触れるものも体を整える大切な要素。今回は、内側と外側からのケアをやさしくつなぐ視点をご紹介します。

なぜ「食」と「肌」はつながっているのか

「食べたものが体をつくる」というのは、よく知られた考え方です。でも実は、「肌に触れるもの」も、同じように私たちの体に関わっています。

肌は、体を守るバリアであると同時に、外からの刺激を受け取る場所でもあります。毎日使う化粧品やスキンケア用品は、肌に長時間触れ続けるもの。だからこそ、その成分が肌にやさしいものかどうかは、長期的に見て大切な視点になります。

第3回でお伝えした「毎日少量ずつ使うものこそ、質が積み重なる」という考え方は、調味料だけでなく、スキンケアにも当てはまります。毎日使うものだからこそ、原料や成分を意識することに意味があるのです。

「食」で体の内側を整え、「肌に触れるもの」で外側を整える——その両方が揃うことで、40代の体と肌は、より心地よく整っていきます。

40代の肌が変わってくる理由

40代になると、肌の変化を実感する方が増えてきます。

第5回までのシリーズでもお伝えしてきたように、40代はホルモンバランスが変化する時期です。エストロゲンの低下は、肌のハリや潤いを保つコラーゲンの生成にも関わっているとされ、「以前より乾燥しやすくなった」「肌がゆらぎやすくなった」と感じやすくなります。

肌が敏感になりやすいこの時期は、肌に触れるものをより丁寧に選びたいタイミングです。刺激の少ない、肌本来の力を引き出すようなケアが、40代の肌にはやさしく寄り添ってくれます。

「年齢のせい」とあきらめるのではなく、「肌が変化してきたから、ケアも見直してみよう」と受け取ること——その視点の転換が、これからの肌との付き合い方を変えてくれます。

肌に触れるものを見直す、という発想

食材を選ぶとき、私たちは「何が入っているか」を見るようになりました。同じように、肌に触れるものも「何でできているか」を見てみる——それが、今回お伝えしたい発想です。

スキンケアやメイク用品の成分は、製品によって大きく異なります。なかには、肌への刺激になりうる成分が含まれているものもあります。

オーガニックコスメは、植物由来の成分を中心に、肌にやさしい素材でつくられたものが多いのが特徴です。「肌に触れるものも、できるだけ自然なものを選びたい」という方にとって、心強い選択肢になります。

食材を産地や栽培方法で選ぶように、コスメも成分や素材で選ぶ。その意識が、内と外の両方から体を整えることにつながっていきます。

オーガニックコスメを選ぶときの視点

オーガニックコスメを選ぶとき、意識したいポイントをご紹介します。

◎ ベースとなる成分に注目する
何をベースにつくられているかは、コスメ選びの大切な視点です。たとえば、良質なオイルをベースにしたものは、肌になじみやすく、保湿のサポートにもなります。

◎ シンプルな成分構成のものを選ぶ
食品と同じで、成分がシンプルなものほど、肌への負担が少ない傾向があります。余計な添加物が少ないものを選ぶと安心です。

◎ 使い心地と続けやすさも大切に
どんなに良いものでも、使い心地が好みでなければ続きません。自分の肌に合って、毎日心地よく使えるものを選ぶことが、長く続けるコツです。

肌にやさしい素材を使ったコスメのひとつに、ココナッツオイルをベースにしたrms beauty(アールエムエス ビューティー)があります。創設者であるメイクアップアーティストのローズ・マリー・スウィフトが、体調を崩した経験をきっかけに、肌に有害な物質を避け、厳選された成分にこだわって開発したブランドです。

ナチュラルな素材でありながら発色がよく、肌本来の美しさを引き出すと、世界中の感度の高い女性たちに支持されています。顔全体に塗り込むのではなく、必要なところに必要な分だけ、自由に重ねたりミックスしたりして使える新感覚のコスメで、スキンケアをしながらメイクを楽しめるのも魅力です。

気になる方はこちらも参考にしてみてください。

rms beauty アールエムエス ビューティー オーガニックコスメ ココナッツオイル 40代

内と外、両方から整えるという考え方

オーガニックの考え方を「食」と「肌」の両方に広げると、ケアがひとつにつながっていきます。

オーガニック野菜や発酵食品で、体の内側から腸や細胞を整える。そして、肌にやさしいコスメで、外側から肌をいたわる。この内と外の両方が揃うことで、40代の体と肌は、より深いところから整っていきます。

たとえば、第5回でお伝えした発酵食品で腸内環境を整えることは、肌の調子にも関わるとされています。「腸は第二の脳」と呼ばれ、肌とも深くつながっているからです。内側のケアが外側に表れ、外側のケアが内側の心地よさにもつながる——体は、ひとつにつながっているのです。

「食べるもの」「肌に触れるもの」の両方を、自然なものへとゆるやかに見直していく。その積み重ねが、40代の体と肌を、内と外から豊かに支えてくれます。

無理なく取り入れるための、3つのコツ

オーガニックコスメを取り入れるときも、食材と同じく「ひとつずつ」が長続きの秘訣です。

◎ まず「毎日使うもの」から変える
毎日使う基礎化粧品やリップなど、肌に触れる時間が長いものから見直すのが、最も効果的です。今使っているものがなくなったタイミングで、ひとつずつ切り替えていきましょう。

◎ 「全部いっぺんに」変えなくていい
コスメをすべて一度に変えようとすると、コストも負担も大きくなります。「次に買い替えるときに、ひとつ自然なものを選んでみる」——そのくらいのゆったりしたペースで十分です。

◎ 自分の肌で確かめながら選ぶ
肌に合うかどうかは、人それぞれです。新しいものを取り入れるときは、少量から試して、自分の肌でじっくり確かめながら選んでいくことが大切です。

まとめ

  • 「食べるもの」と同じく「肌に触れるもの」も、毎日使うからこそ質が積み重なる
  • 40代はホルモン変化で肌がゆらぎやすく、肌に触れるものを丁寧に選びたい時期
  • オーガニックコスメは、植物由来・シンプルな成分で肌にやさしいものが多い
  • 食で内側を、コスメで外側を整えることで、体と肌が深いところから整う
  • コスメも「毎日使うものからひとつずつ」が、無理なく続けるコツ

「内側と外側を整える」というと、なんだか大がかりなことのように聞こえるかもしれません。でも、実際はとてもシンプルです。

口に入れるものを少しだけ自然なものに。肌に触れるものを少しだけやさしいものに。その小さな選択を、暮らしの中にひとつずつ重ねていくだけです。

食卓の味噌をオーガニックのものに変えたあの日のように、いつものスキンケアをひとつ、肌にやさしいものに変えてみる。その小さな一歩が、半年後・一年後のあなたの肌と体を、確かに変えていきます。

今日から、ひとつだけ。「食べるもの」か「肌に触れるもの」、どちらかを見直してみてください。

その積み重ねが、40代からの暮らしを、内と外から、じんわりと豊かにしていきます。

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